触診は、視覚と触覚を交互に : 考える整体師　大井町カイロプラクティック

考える整体師　大井町カイロプラクティック

品川区大井町の整体院「大井町カイロプラクティック」で院長を務めるカイロプラクターのブログです。武道も続けているのでその絡みの話も出てくるかもです。目指すは一流の治療家にして武道家・・・・かな？　　　　Ｓｉｎｃｅ　２００５・１０・１

クライアントの方に、施術中に質問を受けました。

( ´_ゝ｀)「触って、分かるもんですか？」

触診しながら、こうなってますね～と説明していた時ですね。

そして、触診について色々お話しさせていただきました。

これって、宮崎のやり方ですが、視覚と触覚を交互に使うと良いのです。

まず、こうなってるのかな？と普通に見る。
実際に触ったり、動かしたりして触診・動診。
そして、施術した後に、もう一回見るのです。

視覚→触覚→視覚

五感のうちの視覚と触覚を交互に使う事で、全般的な注意力を高める事が出来ます。

これに、味覚・聴覚・嗅覚などを加えると良いのかもしれませんが。
それは、難しいので視覚と触覚なのです。

これを繰り返し訓練する事により、注意力が上がった状態で認識した事が、脳の中にデータとして蓄積されて経験となりますね。

訓練を繰り返して年月が経つと、その経験を使って見ただけでこうなってるのかなと分かる訳です。

宮崎が開催している基礎整体講座でも、一番最初に触り方と視診を組み込んでるのは、最初からずっと訓練して欲しいからですね。

面倒くさくても、必ず見て触って、施術後に見る。

すると、こう変化したのか・・・と認識しやすくなり（注意力が上がるから）解剖学などの知識を背景に分析出来るようになります。

それをクライアントの皆様に、分かりやすく説明できると良いでしょう。

という事は、中学生でも分かるように、言語化しないといけないという事です。
手技療法の専門的な事は、それなりのレベルの他業種の大人でも分からないものですから。

難しい事を、そのまま難しく言うのは簡単ですし。
クライアントの方には、分かりやすく説明出来ないといけません。

謎の痛みより、なぜそうなったか知ってる痛みの方が怖くないですし。
なぜ痛いのか知ったら、安心感が生まれますし。

手技療法の勉強は、本当に多岐に渡って大変ですが。

まあ、マイノリティですからしょうがないですね。